最後の旅人が出ていったあと、またどらさんがやってきた。こう見えてもかなりのきれい好きだ。どらさんはわたしのむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

要はわたしにもを薦めているのである。

どらさんは自分の発言に満足していないらしい。

最後の旅人が出ていったあと、またどらさんがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。とっくりをみつめながら、つぶやきはじめた。

わたしはひたすら我慢して聞いてあげた。

のれんを下ろそうか、というころまたどらさんがやってきた。善人を装ってはいるが、かなり悪代官だそうだ・・・。ここだけの話と前置きをしてから、長い話を始めた。

そう言って、口の周りをゆっくり舐め回した。

最後の旅人が出ていったあと、またどらさんがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。はわたしに「かけそば」を注文してこう言った。

口を開けば茶会の勧誘だ。

のれんを下ろそうか、というころまたどらさんがやってきた。聞いたこともないお国の、これまた聞いたこともない村が故郷だという。額、首筋、わきの下を一通り手ぬぐいで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

ちょっとよそでは聞けない話である。

どらさんの言葉は滝のように続く。

こういう話に限って参加してくる丁稚がいる。・・・・・ﾂど・さゑｿｽだ。

どらさんは「ああ、そうそう」と言って話を続ける。

まだお天道様が高いうちに、またどらさんがやってきた。大男は茶屋中の人に、団子と茶を振る舞った。どらさんは最近の若い者がいかに腹立つかを力説しはじめた。

この台詞を最後にして、この大男は旅立った・・・・・。

どらさんは思い出したかのようにこう呟いた。

最後の旅人が出ていったあと、またどらさんがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。どらさんはいかにが儲からない職業かを愚痴りはじめた。

このどらさんという若造はどうも何かを隠している・・・・・・。

どらさんはまだ言い足りない。

どらさんは少し考えてから話を続けた。

一息入れた後どらさんはまた語り始めた。

最後の旅人が出ていったあと、またどらさんがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。どらさんは隣村で聞いたという儲け話を始めた。

どらさんは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

どらさんはさらにこう言った。

最後の旅人が出ていったあと、またどらさんがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。とっくりをみつめながら、つぶやきはじめた。

どらさんは何が面白かったのか、自分の話で爆笑していた・・・・・。

最後の旅人が出ていったあと、見なれない一人の若い男が店に入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。どらさん＠管理人は熱い茶をうまそうに飲み干してから、こう言った。

このどらさん＠管理人は友達がほしくて仕方がない哀れな人物である。

どらさん＠管理人はさらにこう言った。

事態を重く見たのか、どらさんという野人が話に参加してきた。