今倉山と道志二十六夜山

所属市町村 都留市、道志村
掲載される地形図 都留(2万5千分の一)
所属山域 大菩薩桂川道志山系
標高 1470M,1297M(道志二十六夜山)
山行回数 1回
  2003年 2月15日
携帯電話 確認していません

下は、当日の歩行記録を地図上に展開したデータをカシミール上で画像化したものです。今倉山歩いたルート図
歩行時間

登り 今倉山登山口 今倉山山頂(東峰) 約130分 道坂トンネル脇が登山口、御正体山の登山口もあります
移動 今倉山東峰 西峰(御座入山) 約20分  
  西峰 赤岩 約1時間  
  赤岩 中ノ沢の頭 約30分  
  中ノ沢の頭 林道 約30分  
  林道 道志二十六夜山 約20分  
下り 二十六夜山 今倉山登山口 約1時間 全線舗装林道歩き

道案内(基本的にマイカー使用)(ヤフーの地図ではこの辺
中央高速(富士吉田線)都留ICにて一般道へ(県道24号線)。これを道志村方向へ向けて走る
途中御正体山の登山口の一つ三輪神社の脇を通り抜ける。そのあと、そのまま行けば道坂トンネルが見えてくる。
その手前の左脇が駐車スペースになっていて、5,6台は置けると思う。
ただ、今回はもういっぱいだったので右側の工事中の現場の脇に置くことにした。NTTの中継局と山梨県の雨量観測局の手前あたりのスペース。

また、この県道24号線は幅が狭い2車線になったり、幅広の2車線になったりとあまり走りよくはないうえに、地元らしい車もかなり飛ばしているので要注意である。最近TV局で山梨の運転マナーの悪さがよく中継されるが、全くその通りかそれ以上なので県外の方要注意!!

今回、車をおいた時点で20数名ほどのパーティの人たちがいた。ので、少し後から行くことにしたが、どうもペースが合ってしまったのかつかず離れずで最後の二十六夜山までほぼ一緒でした。

山行
さて、準備を終えて道坂トンネルの脇へ向かう。ここに簡単な山域の説明などがある。ちらっと見て登り始める。上にちょっと行っただけですぐに雪があるが先日の高川山の時のように凍ってはいないので問題はなし。そのまま歩いていく。今後も時折雪はあるが南斜面ということもあって恐いことはなかった。

登り始めて20分程度で御正体山と今倉山の分岐点の表示が現れる。ここから、高度をどんどん稼いでいくことになる。今回は珍しくあまり休憩をとらずに歩くことができた。

ガイドブックでは登りながら時折振り替えると御正体山の向こうに富士山が見えるということだったが、曇っていて全然見えませんでした。これが今回の山行での主な不幸な出来事だろうか?

そうこうしているうちに、最後の急な登りを一気に登りあがって山頂へ。そのころには完全に曇っていて冷たい風が吹き始める始末。
先行していたパーティとの人たちが昼食をとっていた。途中そのパーティから遅れていて追い越した人たちがいたのだが、その中の一人はなんと御年84歳だという。いやはや達者なことで、脱帽する思いでした。他に数名の人たちがいたがすぐに菜畑山方向へ行ってしまった。

山頂はそこそこ広いが展望はほとんど無し。それよりも寒かったので他に印象がない(笑)。登ってきて右へ行けば菜畑山。左へ行けば二十六夜山方面である。

寒いので、昼食をとってすぐに出発、先行しているパーティを追いつかない程度のスピードで追いかける。山頂を出てすぐに雪が2,30センチほどあるので、先日の高川山以後に購入した軽アイゼンをつける。登山道はかなり踏み固められている上に一気に下っていくが、アイゼンのおかげで滑ることはほとんど無い。買って良かったです。

程なく、今倉山西峰、しかし現地には御座入山と表示されている。ここを出てからまたかなり下るが、一カ所要注意の場所がある。その手前で御正体山など周りを見渡すことができるポイントがある。軽アイゼンでも滑るような場所。またロープもないので木の根をうまく利用して降りていくしかない。

いわゆる登ったり下ったりを繰り返して次第に高度を下げていく。このとき気がついたが、峰から次の峰へ行くときに、かなりの登りだなぁと思って下っていくと、もうその次の峰に着いていた。下りながらだとそういうこともあるのだろうか?単なる錯覚でしかないのかな?また下って行くにつれて雪は減ってくる。でも登山道は圧雪されているので、くれぐれも油断されぬよう。

赤岩というところがある。ここは晴れていたらホントに眺めが良い場所だろう。展望図によると東京タワー相模湾も見えるらしい。とにかく曇り空、冷たい風で早々に退散した。また、展望図には道志の二十六夜山が表示されていなかった。見えないのだろうか?

ここを抜けて中ノ沢の頭へここで、西のほうに三つの峰が見える。この三番目が二十六夜山である。
二つ目の峰を降りたところで林道工事の注意がある。平日には発破作業があるらしい。注意のサイレンが鳴ったら、安全なところへ、とあるが安全な場所とはいずれであるかは注意なし。気をつけましょう。

その注意書きのところからちらちらと立派に舗装された林道が見え、立派な階段で林道へ下りていくことができる。林道を100m程度歩くと二十六夜山の改めての登山口となる。林道を使えば20分で山頂へ行くことができる、ということだ。何とも味気ないことだな。とはいえ、下りに林道を使ったのであまり大きな声で言えませんね。

林道から20分程度歩けば、二十六夜山山頂である。丸太で作ったベンチと大きな看板が迎えてくれて、大きく御正体山が見える。富士山が見えないのが本当に残念。登ってきて奥の方に、二十六夜塔が立っている、秋山二十六夜山同様に月への信仰が立てさせたものだという。林道がなかった時代に、どこからあんな大きな石を運んできたのだろうか?その塔からその先へ行けば、芭蕉月待ちの湯へ降りることができるが、車へ戻るため来た道を戻る。林道へ出たところで大パーティの皆さんとお別れ(とはいってもほとんど言葉を交わしたわけではない。それでも一応は挨拶をしておくべきだったか・・・。林道へ出たらタクシーを呼ぶようなことを言っておられた。)。

長い林道歩きをし、車まで戻る。約1時間。アスファルトの上を登山靴で歩くのはかなりの苦痛であった。


追加(2/17)
これで、秋山二十六夜山、道志二十六夜山と同名の山を登ることができたと変なところにこだわってます(笑)
他に、雁が腹摺山もありますね。牛奥ノ雁ヶ腹摺山と笹子雁腹摺山で3山雁が腹摺山があります

山行断面図


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2003/02/15:初稿
2004/11/23:歩いたルート図の画像を差し替えました
2005/08/29:山データを表形式化、見出し文字を強調(色、大きさ)