高川山
所属市町村 | 大月市、都留市 | |
掲載される地形図 | 大月、都留(2万5千分の一) | |
所属山域 | 大菩薩桂川道志山系 | |
標高 | 976M | |
山行回数 | 1回 | |
2003年 1月12日 | ||
携帯電話 | 確認していません |
下は、当日の歩行記録を地図上に展開したデータをカシミール上で画像化したものです。
歩行時間
登り | 初狩駅 | 〜 | しいたけ栽培 | 約40分 |
しいたけ栽培 | 〜 | 女坂男坂分岐 | 約30分 | |
分岐 | 〜 | 高川山山頂 | 約1時間 | |
下り | 高川山 | 〜 | 田之倉登山口 | 約1時間45分 |
登山口 | 〜 | 田野倉駅 | 約30分 |
道案内(基本的にマイカー使用)(ヤフーの地図ではこの辺)
道案内ですが、今回は初めて車を使用せず、列車を使っての山行となりました。
どこの山域を考えても雪の影響があり、車で移動するのをやめて、以前から考えていた中央線沿線で列車を使って山へ行くというのを実行しました。
しかし、どうしても列車の発車時刻によって、時間が制限されてしまうので、やはり車での山行が楽ですねぇ。でも、往復運転しないですむのは楽です。
山行
初狩駅を出てすぐに、看板により滝子山方面高川山方面と指示されるので、それに従い高川山方面へ向かう。多くの人が、滝子山方面に向かって行ったので、少ないのかなぁと思いつつ足を進めていたら、次の列車が到着するたびにあとからあとから追いついてくる。やはり人気のある山ということになろうか。
駅からシイタケ栽培場までは、ほぼ舗装道路歩きとなる。ので山靴では歩きにくい。
さらに今回は雪が凍結しており、つるつると滑って歩きにくい。一緒に歩いている人たちが、次々にアイゼンをつけはじめる。我々は持っていないので、そのまま進むことにする。
シイタケ栽培場で女坂男坂経由と沢登り経由に分かれる。女坂経由の予定なので、そのまま登り始める。ほかの人たちも同じようだ。
このあと、ずっと凍った(しかもどんどん高度をあげていくのだ!)登山道で足を滑らせつつ登る。予想以上に進むのが遅れ、疲れもする。アイゼンが無くても登れはするがあれば楽勝だろう!!また、位置が悪いのかガーミンGPSも電波をとりそこない現在位置を見失うこともたびたびあった。
男坂経由はどうなっているのかは不明だが、女坂の方では日当たりの良いコースになり雪があるところが減っていた。ぽかぽかと日だまりの中を歩くようで結構良かったところもあった。と思っていたらまた、日陰のコースとなり凍結路を歩くことになる。
少し歩いたあたりでぐるっとターンし、三ツ峠が木々の間から見えるようなってくると、その先に富士山も見え始めてくる。その先で、男坂とコースをあわせると、あと少しで山頂となる。しかし、低山ならではの特徴、山頂直下は急登という法則に従い、高川山もかなりの登りとなる。しかも滑る。登るのが結構つらい。
ようやく到着した山頂。あまり広い方ではないが、かなり多くの人たちがいる。途中十数人のグループに何回も追い越されたから予想されたことではあったが、その予想以上に壮観であった。誰かかが言っていたがまるで「ペンギンのコロニー」状態であった。そしてよく日の当たる山頂のせいか、泥泥であった。歩くのも一苦労。
なんとか昼食とれるスペースを確保し、食事をとる。1時間も過ぎる頃には人気も少なくなってきていた。周りを見渡すと確かに360℃の視界を得られる。登る途中で気がついたのだが、間ノ岳も山々の間から見えた。
そんなこんなで降り始めたのだが、途中までは路面が乾いていて歩きやすかったのが、小さなアップダウンを何回か繰り返し、禾生方面への分岐を過ぎたあたりだったか?岩場のルートが出てくる。ここから一気に急降下するルートになるのだが、岩の間で凍結していてかなり足を滑らせる場面も出てくる。実際何回も足を滑らせ転んだのだが・・・。午前中の疲れが、足に来てしまったらしい(体がなまっている証拠であろうか・・・)。
雪もなく乾いた道がやっと出てくると、ほっとする。非常に歩きよい。それまでの岩場は最悪であった。雪と急な下りは、非常に悪い組み合わせだ。とはいえ枯れ葉で浮き石が隠れていることもあり、恐いことがまれにある。また右手方面にはリニアモーターカーの実験線を見ることができる。実験は平日に行われるので、土日の山行では走っている姿を見ることはできない残念。リニア実験線についてはこちらからどうぞ→リニア実験線
そのさき途中で指導標のない分岐点がある(わかりにくい)。ここはまっすぐ行っては間違いで、右折するのが正解。その先少し下ったところで馬頭観音と出会える。その先にべんけい石というのがある。いわれはよくわかんないですけど。
馬頭観音のあたりで木々に囲まれるようになり、また細い道となる。雪もあるのだが下った分気温が高いのか?凍ってはなくシャーベット状になっていた。
馬頭観音からは、もう下界は近い。下りは急ではある。
田野倉側の登山口に出ると、再び舗装路歩きとなる。高速道路の下を歩き、民家の中を田野倉駅に向かうが途中、指導標があった方が助かるなぁと言うところもあったが、国道を横切り田野倉駅に無事たどり着いた。
今回は、なんと言ってもアイゼンがなかったことと、昨年小楢山に行って以来の久しぶりの山行で体がなまっていたことが敗因であったろうか?体力はともかくアイゼンは早いうちに買ってこよう。
山頂から見られた富士山
下山時に見かけた「馬頭観音」
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2003/01/12:初稿
2003/01/15:一部修正および富士山の写真を追加:馬頭観音写真を小さめに変更
2003/01/17:文章一部加筆修正、リニア実験線へのリンクを追加
2005/08/29:山データを表形式化、見出し文字を強調(大きさ、色)