赤岳・硫黄岳・横岳(八ヶ岳)

所属市町村 北杜市
掲載される地形図 八ヶ岳西部(2万5千分の一)
所属山域 八ヶ岳奥秩父山系
標高 赤岳   2899m
硫黄岳  2760m
横岳   2829m
山行回数 1回
  2005年08月6~7日
携帯電話 au通話は美濃戸山荘、赤岳天望荘、行者小屋で確認できました

下は、当日の歩行記録を地図上に展開したデータをカシミール上で画像化したものです。
赤岳の歩行記録画像ですよ
歩行時間(8/6分)

駐車場 美濃戸山荘 約10分
美濃戸山荘 赤岳鉱泉 約3時間10分
昼食休憩       
赤岳鉱泉 硫黄岳 約3時間15分
硫黄岳 硫黄岳山荘 約30分

歩行時間(8/7分)

硫黄岳山荘 横岳 約2時間 途中朝食時間含む 
横岳 赤岳天望荘 約1時間45分    
赤岳天望荘 赤岳頂上小屋  約50分   
赤岳頂上小屋 赤岳山頂 約15分   
赤岳山頂 中岳分岐点 約30分  
中岳分岐点 行者小屋 約3時間  
昼食休憩        
行者小屋 美濃戸山荘 約2時間30分  
美濃戸山荘 駐車場 約10分  

GPSのデータ参照
写真のページ

道案内(基本的にマイカー使用)(マピオンの地図ではこの辺
諏訪南ICで降りて、上述地図上の八ヶ岳山荘のあたりから林道に入ります(美濃戸登山口の案内有り/左折)。この林道は、未舗装路ですので、車高の低い車は、車の底をこするので要注意です。
美濃戸の登山口付近には、山荘がいくつかあり、それぞれに有料の駐車場があります。自分が止めたところは、一日1000円一泊二日で2000円でした。山頂の小屋などを利用すると駐車料金が割引されるサービスもあるので、その辺はご確認の上駐車場をご利用ください。
(駐車場所:やまのこ村at八ヶ岳だより

山 行
駐車場から、美濃戸山荘まで10分程度歩く。ここで朝食を摂って出発。えん堤のところまでは、車が入れるらしく車道歩きのようなもの。えん堤から先が本格的な登山道になります。登りも徐々にきつくなります。沢の横断を何度か繰り返して赤岳鉱泉着です。ここで水を補給して昼食を摂っていたら、周りの人たちが騒ぎ出したので、何かと思ったらカモシカが来たようで写真撮ってました。

そのうち、雨がぽつりぽつりと落ちてきて、とりあえず雨の対策をとって、出発。雨が降ったり止んだりを繰り返したり、ガスがあがってきて見通しの良くない中を進みました。硫黄岳の手前の樹林帯の中ではかなり強い降りになっていましたが、峰の松目の分岐点のあたりへ出る頃には雨が上がりました。かわりに風がかなり強くなり、硫黄岳山頂では霧が立ちこめて、数メートル先も見えない状態。楽しみにしていた大爆裂火口あとも見ることができず非常に残念。しょうがないのでケルンに沿って宿泊予定の硫黄岳山荘までを急ぎました。途中コマクサなど高山植物もあったのですが、足が痛いので山荘着を急ぎました。

山荘に着いて一眠りして起きたら、大きな雷とともに土砂降り。明日も天気がダメかなぁと思ってましたが、夜中天の川を見て、流星、火球を見ることができて満足。火星も確認できました。また、時間をぼんやりと覚えているくらいでしたが、地震があったようです。その時は誰かが歩いて揺れているくらいに思っていたんですが、朝起きて話を聞いてみるとどうやら地震で間違いなさそう。
→帰宅後、気象庁で発表されていたデータを見ると8/7 1:05に千葉県で震度4の地震があったそうです。


翌朝、かろうじて日の出を見ることができました。山荘周辺は、コマクサが群生していて、前夜の雨でかなりうたれていたはずですが、その雫が日の出で照らされてきれいでした。
朝食は途中で摂ることになっていて、出発。眼下は雲でなんの展望もないままでした。少し登ったところで、朝食。それから、本格的に横岳へ登りとなります。

朝食を摂った場所も、横岳の方にはしご場などが見えて、高いところが苦手な自分としては、イヤだなという気持ちも多少ありましたが、その場へ行ってみれば、それほど嫌なものでもなく、気をつけていれば危ないこともないはしご場・鎖場でありました。横岳山頂でも霧に覆われて何も見えず、でした。それでも、横岳周辺では、ほとんど写真を撮っている暇はありませんでしたので、はしご場、鎖場の写真は無いです、済みません。

今度は一転しての下り。はしご・鎖を使ってどんどん下ります。岩場の中を天望荘まではほとんど下りです。足の裏の痛みがさらにひどくなります。

途中、二十三夜講のものと思われる石碑、地蔵尾根のお地蔵様を見て、天望荘へ到着。しばらく休憩を取って、いよいよ赤岳の山頂を目指します。ここの岩場はすごかった。登るのに今までの鎖場よりもきつかったです。すれ違いが大変というのは同じでしたが、なんとか登り切れて良かったなぁ。赤岳山頂でも、霧が出ている状態で周りは何も見えませんでした。展望に関しては若干不満が残る山行ですね。

赤岳山頂からの下りもなかなかすごいものでした。中岳への分岐点まではきつめの鎖場の下り、そこから途中までは滑りやすいガレ場、その先は長い階段というコースです。ここを上るコースで無くて良かったかな、と思います(文三郎登山道)。

階段地帯を抜けて、再び樹林帯へ。急な下りを行者小屋へ向かいます。滑りやすかったり岩場だったり、足への負担はなかなか大したものです。行者小屋からは赤岳、天望荘、横岳などを見上げることができます。ここでしばらく休憩を取って、美濃戸山荘へ向かいます。

その後、ずっと樹林帯の中をすすみますが、足場は岩場続きで、かなり長く感じました。


全般を通して
トイレがきれい。カンパ式のトイレで、利用した山荘すべてで一回100円でした。水洗式で清潔でありがたかったです。
雨のせいで写真をあまり撮れなかった。ガレ場が多く、手を使う場面が多いので、写真を撮れないことが多かった。
ということで、思っていたよりも写真を撮ることができず残念。高山植物も微妙な時期で、コマクサはもう2,3日早かったらもっときれいな状態で見られたかも知れません。

コース断面図
下記は歩いた道の断面図です


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2005/08/08:初版
2005/08/09:GPSデータへのリンクを追加
      細かい文面の修正
2005/08/17:テスト版赤岳コース上の写真を追加
2008/09/11:アルバムをサイトのないものへ変更
      諸データを枠内へ変更、見出しを黄色太文字へ

テスト版:赤岳で撮影した写真をコース上に置いてみました。アイコンをクリックすると画像が出ます