金峰山

所属市町村 甲府市、須玉町
掲載される地形図 金峰山瑞牆山(2万5千分の一)
所属山域 八ヶ岳奥秩父山系
標高 2599M
山行回数 2回
  2003年 7月13日
   2009年10月 4日 
携帯電話 auアンテナは立つようですが、通信不可

下は、当日の歩行記録を地図上に展開したデータをカシミール上で画像化したものです。カシミール3Dで作成した歩行ルート

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歩行時間

1回目

大弛峠 朝日岳 約2時間30分 06:51 09:20
朝日岳 金峰山 約2時間20分 09:20 11:40
 昼食休憩  
金峰山 朝日岳 約1時間30分 11:40 13:11
朝日岳 大弛峠 約1時間20分 13:11 14:32

GPSのデータ参照

2回目

大弛峠 朝日岳 約1時間10分 07:17 08:25
朝日岳 金峰山 約1時間05分 08:30 09:35
 昼食休憩  
金峰山 朝日岳 約1時間30分 10:51 12:10
朝日岳 大弛峠 約1時間15分 12:15 13:30

道案内(基本的にマイカー使用)(ヤフーの地図ではこの辺
牧丘町より、クリスタルラインを目指す。焼山峠でいったん休憩をとり(トイレ完備)、川上牧丘林道をめざす
この林道については、冬季閉鎖はもちろん閉鎖していることがよくあるのでこちらでチェックしてください。山梨県庁の林道のページへリンクしてあります。

以前の道案内記事では、ダム建設中、路面も舗装工事中と記していましたが。いずれも終了しております。大弛峠まで車両で行っても快適にいくことができます。ただし、大弛から先長野県側は未舗装区間になってますので、車高が低い車両は注意が必要です。

それから、車線は狭いところが多いのでスレ違いには要注意です。かなり飛ばして下ってくるタクシーがいたりしますので、事故には本当に気をつけてください。

大弛峠周辺はピーク時には車が長野側山梨側いずれへも駐車車両があふれ出します。楽に止めたければ可能な限り早く行く方が良いでしょう。



山行
1回目

出発の頃には、まだ降っていなかったので大丈夫かと思っていたが、大弛峠ではしょぼしょぼと降っていた。車が数台先着していた。以前、下見のつもりで行ったときには、かなり手前からガードレール側寄せてずらっと並んでいて入っていく車、帰る車がすれ違いもできない状況であったのだが、早く行けば何とかなるものだと思った(しかし雨で単に来ている人が少なかっただけかもしれない)。何人かの人たちが国師ヶ岳方面に入っていくのが見えたが、実際はどこだったのか・・・。
大きい車はやめた方が良いでしょうね


カッパを着込んで出発する。いきなり苦手な出だしでの急な登り。いったん登りきってから少し下り、朝日峠に出る。ここから再び登り始める。このあたりでいったんばてる(笑)。中休止をとって、再度登り始めるが眠気空腹で嫌気がさしてくる。朝起きてから数時間朝食を採り直して、身体を動かしてみる。元に戻ってきたので、朝日岳へ行って考えよう、ということにして出発。でもすぐに朝日岳に着いてしまう。なので、そこまで周囲がどうだったか、なんて言うことは覚えていない。ただ、奥秩父特有の石・岩が多く、木の根っこでごつごつした登山道であったこと。周りは霧でさっぱり何も見えなかったことくらいか?枯れたような木が立っていて、そこからなら展望もよかったのかもしれない。朝日岳の手前でシャクナゲが咲いていた。金峰山の方はこれから咲くのだろうか?

朝日岳から急降下。視界が開けていればおそらく西側の展望は凄く良いに違いない。下りきって、再び登りながら鉄山を巻くように進んでいく。途中で、樹林帯を抜け、ハイ松の中を進んでいくようになる。開けたところに出て、ケルンが並んでいるのが見える。ここで、休憩をとっていた大パーティがいた。しかし、その直後に本降りになってしまった。大丈夫だっただろうか?
そこから山頂まではわずかなのだが、石の上を歩いていくのがちょっとつらかった。雨で濡れているので滑って結構危ない場面あり。
山頂では、本格的な降りと霧で、五丈岩が全く見えないくらい。岩陰に荷物を置いてとりあえず五丈岩のところまで行ってみる。大きいものだ。登ったという人もいるが私は遠慮しておく。盆地側からはっきり見える大岩だけのことはあると思った。

ちなみに山梨百名山の標柱は五丈岩の足下にある。登っていったとき、金峰山という看板はあったのだが、いつものがないので心配していたのだが、そこにあったので。

岩をくりぬいたようなトンネルのような場所で、雨宿りしつつ昼食をとって休憩。そして戻ることにする。帰りは、比較的テンポよく歩けた。しかし、朝日岳の手前の登りはきつかったか・・・。振り返ると少し霧が晴れていて、五丈岩がよく見えた。また、昨年登った小川山、裏瑞牆も時折姿をあらわしていた。晴れたら他にどんなものが見えただろうか。

展望に関しては、登山道がほとんど樹林帯の中なのであまりよくないように思えた。晴れていたら、違ったかもしれませんけど。ただ時折開けたところがあるので、そこはいろいろ眺めを楽しめると思う。

きついと思ったところは、前述の大弛からの登りはじめと、朝日岳の西側斜面だろうか。一ヶ月ほど山へ行かなかったので身体をならすには前回の曲岳は軽かったが、今回はヘビーだったかもしれません・・・。

ピーク時にはもっと多くの人が入っているんでしょうけど、今回数パーティとすれ違ったくらいでした。

2回目
前回同様に早めに出かけました。その方が大弛峠で車を止めるのが非常に楽だからです。以前、国師ヶ岳へ行くときはのんびりしていて、長野側のだいぶ下の方へ止める羽目になってしまったこともあるので、なるべく早く出るようにしたわけです。警戒しすぎるくらいかもしれませんねぇ。


前日まで雨が降っていて、当日朝もどんよりとした感じで、どうしたものかと迷いつつも出発。6時半に大弛峠へ到着。すでに駐車場エリアはいっぱい。ほとんどは前泊した人たちのものかもしれません。

降らなければいいやという感じで、金峰山へ向けて出発。
太陽は雲に隠されたままで、木々の間も白くなっている感じでした。

時々木々の合間から富士山の方も瑞牆山方面を見ても、どんより状態で何にも見えません。今回もダメなかなぁと思っているうちに、朝日岳の手前あたりから次第に風が強くなって晴れ間が見えるようになってきました。あのときはうれしかったなぁ。どんよりとした空に代わって真っ青な空が見えてきましたから。
富士山とかはまだその時には見えなくても、天頂方向は徐々に青空が見えてきて、正面に五条の大岩も見えるようになりました。


道は雨のあとで湿ってますから、結構靴が滑って歩きにくいのは、しょうがなかったですね。秩父山系特有の石がごつごつとした登山道ということもあって、石が多くその石がぬれると非常に滑りやすくて本当に怖い、それに加えて木の根っこも滑りますね。結構歩くときに気を遣います。

さらには登山道の大半は木に覆われていて、日が当たりにくいので乾いてません。そういうこともあって大変だったのかもしれません。


山頂手前で、樹林帯を抜けて、ハイマツエリアに入ったころにはもう厚い雲はなくなり、富士山も何とか顔を出してくれるようになってました。雲海からぽっかりと顔を出しているのですが、雲の波が時々覆い隠すような感じです。


山頂でのんびり休んで、せっかくの良いお天気ですからすぐに帰る必要もないですし、いつもより行動が早かったこと、思ったより早く到着できたことで、かなり余裕がありましたから、ゆっくりと過ごすことにしてました。とはいえ、お昼近くなってきて、だいぶ山頂も混み合うようになってきたので、下ることに。金峰山は山頂エリア広いので、その辺は助かります。人気の山なのでしょうがないのですが、人が多いのは結構ネックだと思います。


前回、大弛峠からいきなり急な登りでばててしまい、朝日峠で休憩をとったんですが、今回はそんなことも割とスムースに歩いていけました。


下山してから帰る途中で鼓川温泉で汗を流して帰宅しました。
あまり広くないのですが、金峰山から下りる途中で、利用しやすいですし、料金も良いので助かります。


コース断面図
金峰山コース断面図
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2003/07/13:初稿
2005/09/09:山データを表形式化、見出し文字を強調(色、大きさ)
2009/10/06:2回目の山行:歩行記録の画像を差し替え
      歩行時間の記録を追加、道案内を修正(舗装終了してます)
2009/10/07:写真のページへのリンクを追加