所属市町村 | 芦川村 | |
掲載される地形図 | 河口湖西部(2万5千分の一) | |
所属山域 | 富士御坂天子山系 | |
標高 | 1683M | |
山行回数 | 1回 | |
2001年 7月 8日 | ||
携帯電話 | 十二ヶ岳OK |
下は、当日の歩行記録を地図上に展開したデータをカシミール上で画像化したものです。
歩行時間
新道峠 | 〜 | 中藤山:なかっとうやま | 9:00 | 〜 | 9:32 |
大石峠 | 〜 | 10:46 | |||
節刀ヶ岳 | 12:09 | ||||
昼食休憩 | |||||
節刀ヶ岳 | 〜 | 金山 | 13:12 | 〜 | 13:32 |
十二ヶ岳直線の鎖場 | 14:02 | ||||
十二ヶ岳 | 14:26 | ||||
十二ヶ岳 | 〜 | 金山 | 14:36 | 〜 | 15:27 |
節刀ヶ岳分岐点 | 15:50 | ||||
大石峠 | 16:45 | ||||
中藤山 | 17:50 | ||||
新道峠 | 18:30 | ||||
新道峠下駐車場 | 18:40 |
道案内(基本的にマイカー使用)(ヤフーの地図ではこの辺/駐車場付近は節刀ヶ岳のページになります)
節刀ヶ岳を参照してください。今回の山行は、節刀ヶ岳からの十二ヶ岳と続けています。
山行
さて、1時間ほどの休憩の後、十二ヶ岳へ向かうかどうかは別として分岐点になる金山へ向かった。金山へはとりあえずほとんど下るだけである。地図には10分とあったが、20分とかかってしまった。やはりばて気味だったのかも。
時間的に、戻りの時間を考えると結構不安があったが十二ヶ岳に向かうことにした。金山と十二ヶ岳の標高を比べれば、十二ヶ岳の方が高いのだが、いったん下ることになる。時折、右手の方を見ると鬼ヶ岳の姿が目に入る。多少のアップダウンを繰り返して、大きな岩場が目の前に現れる。ここから下を見下ろすのはかなりの絶景ではないか、と思う。いかんせんガスが多くあたりを見渡すことができない。だいたいわたしは高所恐怖症なので、その辺が限界(笑)。
その岩場を気を付けつつ前へ進むとスリップなどに注意という足和田村のありがたい忠告。確かにその先からはロープ、はしごなどが用意されており、あがったり下がったりを繰り返す。実はまっとうに山を歩くようになってから、ロープ、鎖、はしごというのは初めての経験なのである。山梨の百名山では今後もこういう場面は当たり前のようにでてくるだろうから、とにかくおっかなびっくりのチャレンジである。
移動中はかなり時間がかかっているだろうと思ったが、データを見る限りすべてを越えるのに20分とはかかっていなかった。慣れた方ならもっと早く移動できるのでしょうけど。女性の方でもある程度時間をかけて注意して行けば十分越えることができる場所だと思います。
鎖場を越えれば、もう少しで十二ヶ岳。山頂はかなり狭く、あまり多くの人間が同時はいられないですね。頂上手前の岩場もかなり狭く、大きめのザックだとひっかっかるかも。小さな金属製のほこらと、百名山の柱の根本におそらくは壊れてしまった石のほこらの頭の部分?がありました。
かなりばてていたので少し長く休みたかったけど、虫が多くとても休んでいられないと、戻ることにしました。この辺が車で山行のつらいところですね。このまま足和田の方へ下山できればそんなに時間をかけずに、戻れるのでしょうけど、これから新道峠まで戻る、となると結構憂うつでした。
また、今回の反省点の一つ水分補給のことで2本用意した、ペットボトル(500mml)が、その時点でほとんど終わってしまったのでした。次回は気を付けないと。飲み方、準備する量。
帰り道、かなり無口な状態で、金山まで戻る。時間を考えると結構憂うつ。暗くならないうちに戻らないと、と言う焦る気持ちも強くなってくる。このあたりで、ガーミンがメモリーフルのメッセージ。もうデータを収録できない。普通ならパームを持っているところだが、まさかこんなに早く一杯になると考えていなかったので置いてきてしまっていた。止む得ないのでガーミンの電源をオフにする。これでただの荷物になることが決定。データの収録周期を車のように短めにしていたことを忘れていたのが原因。
徐々に足に痛みが出てくる。しかし、大石峠まではまだまだある。ひたすら黙って歩くしかない。行きはあまり感じなかった、何でもないアップダウンが凶悪な自分たちに対する悪意のようにさえ思えてしまう。ホントは自分の脚力のなさを反省すべきなんでしょうけどねぇ。
大石峠では、十二ヶ岳で会った方々が大石方面へ降りて行かれるところだった。
新道峠でもそうであったが、ニッコウキスゲ、アヤメなどが咲きほころんでいて、なかなか良いお花畑である。この時期の山行の楽しみではある。もちろん花の名前を知っていればもっと楽しいのだろうが・・・。
大石峠から新道峠までは、大石峠から節刀ヶ岳までとは違い、下草が多く、虫が多い苦行の道である。と言うと怒られてしまうか・・・。しかし、そんな風に感じてしまった。それだけ、大石峠まで戻ってくるのがよく歩かれた道、と言うことになり、今回とったコースがあまり歩かれていない、ことの証明になるのかもしれない。
しかし、大石峠で下に降りてしまえば、道沿いに咲き並んでいるニッコウキスゲを見ることはできない。まあ、歩くことの大変さとの引き替えってことですね。
新道峠まで、いくつかのピークを越えるため登ったり降りたりを繰り返す。そのおかげで、中藤山を越えるころには足の痛みもなかなかに絶好調。この後はほとんど下りなので、膝でブレーキをかけるのが大変になる。雲が太陽を隠すのだろう、時折ふっとあたりが暗くなる。そんなこんなを繰り返し、何とか新道峠に帰り着く。ここから一気に下り、車へ戻る。
車に戻ったときには、まだまだ日はあった。日の長いこの時期に感謝。昨年の山伏の時の山行を思い出してしまった。あのときは冬場であったし、日が暮れてしまって、かなり薄暗い状態で車に戻ったのであった。今回はそれよりもまし、ということか・・・。
戻るときは、足の痛みでアクセル、ブレーキを踏むのもおっくうだった。できるだけエンジンブレーキですませたいのだが、元来スピードの出やすい車体。やはり踏まずにはいられなかった。
しかし、スズラン群生地からの道は、芦川村の整備のおかげで街灯が整備されていて、安心して走ることができた。しかも、スズランの花の形をした、なかなかおしゃれな街灯である。芦川村に感謝したい。その分、上九一色村のエリアに入ると、街灯がほとんど無くなってしまいさみしい夜道になってしまう。そのギャップは何とかならないものだろうか。
さてさて、みなさまには、釈迦に説法かもしれませんが、日頃の運動をしておきましょう。山の中では引き返すのも自分の足でですものね。自戒を込めて書き添えておきます。
今回の鳥果(釣果に引っかけています)
ウグイス(ほぼ歩いている間聞こえた)、ホトトギス、ウソ(金山から十二ヶ岳にかけて聞こえた)などなど
新道峠周辺でカケスを視認。
ウソの鳴き声を置きますので良かったら、ダウンロードして聞いてみてください。(mp3形式とWAV形式があります)
ウソの鳴き声(MP3)
ウソの鳴き声(WAV)
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2003/12/01:画像差し替えました(GPSデータ)
2004/11/23:歩いたルート図画像差し替え
2005/08/25:山データを表形式化、見出し文字を強調(色、大きさ)